最近ミニマリストという言葉をよく聞きます。モノをほとんど持たないのが特長です。私はそこまでではありませんが、モノは確実に少ない方です。
今回はそんな私が、「少ないモノで生きていく」ことで得られるメリットについて説明していきたいと思います。
大事なモノに気がつく
モノが少ない一番のメリットはこれです。モノが多いと、大事なモノも埋もれて「存在に気づかない」ことが多くなります。存在に気づかないのは、無いのと一緒です。
私自身、モノを少なくすることで「本さえあればいいな」と気づくことができました。今では、シンプルな部屋の中で一番本が目立っています。これにより、つい本を読んでしまう環境作りに成功しました。
人間は一日にそんなに多くの行動を取ることは出来ないので、大事なことは数種類で十分なんだなと気づくでしょう。
自分の「本当に好きなモノ」だけになる
モノを少なくしようと掃除すると「なんでこんなモノ持ってたんだっけ」「いつ買ったんだこれ」というモノに沢山出会います。自分の心がときめかないモノで溢れかえっているのです。
モノを少なくすると、自分の本当に好きなモノだけになります。こうなると、部屋にいるだけでワクワクします。部屋が幸せな空間になります。
モノを少なくして、好きなモノだけに囲まれた生活を送りましょう。
集中力が上がる
モノが少ないと、集中力が上がります。
考えてみて下さい。モノで溢れかえっている部屋と、集中したいモノ以外が整理されている部屋。どちらが集中出来ると思いますか？答えは明白です。
集中したいモノ以外が整理されているのがポイントです。勉強したいときに、勉強に関係ないモノが沢山あると、勉強に取りかかるまでにも時間がかかるし、いざ取りかかっても他のモノに注意が逸れたりすることもあります。
シンプルな部屋をつくって、自分が何に集中したいのか一目で分かるようにしましょう。あなたの集中力は上がるはずです。
脳が疲れない
モノが少ない部屋は脳が疲れません。逆に多い部屋では脳に疲労が溜まります。
脳は、視覚から入ってくる情報を瞬時に整理して、判断します。これは無意識です。モノが多い部屋では、脳が勝手に「これを使うか？使わないか？」「これなんだっけ？」と判断してしまいます。
こうなると、部屋にいるだけでなんだか疲れるようになってしまいます。
モノの少ない部屋をつくって、脳の決断疲れを解消してあげましょう。
掃除する時間が圧倒的に減る
モノが少ないと、掃除する時間が減ります。モノが少ないから当たり前でしょう。掃除の時間が減るだけで、どれだけ時間の節約になるでしょう？数分掃除すれば綺麗になります。
モノが多いと掃除しても綺麗にならないので、モチベーションも下がります。年末の大掃除で一日中掃除してやっと綺麗になるかもしれません。
モノが少ないと、すぐ綺麗になります。「ああ、掃除して良かった。綺麗になった。」とすっきりします。この感覚がすぐ味わえます。
モノが少ないだけで、時間まで手に入るのです。
部屋が広くなる
モノが多い＝モノの家賃を払っている状態です。モノが少ないと、部屋が広くなります。つまり、モノが少ない人は、そんなに広い部屋ではなくても生活が出来ます。
そうすると、家賃が下がります。これは本当に大きなメリットです。人生の三大支出をご存じでしょうか？それは、住宅資金・老後資金・教育資金です。この中の住宅資金を削減できます。この効果は計り知れません。
モノが多い人ほど、広い部屋に高い家賃を払っています。モノが少ない人は広くない部屋で満足出来て、お金も貯まっていきます。
あなたはどちらの道を選ぶでしょうか。
引っ越しがいつでも出来る
モノが少ないと、身軽なのでいつでも引っ越しが出来ます。
人間は環境の変化に影響を受けるです。部屋の模様替えをしたり、家具の配置を変えただけでも一日の行動は変化します。その中でも最も影響力がある環境の変化は「引っ越し」です。
皆さんも、「家では集中出来ないのに図書館では集中出来る」「高校ではあんまり喋らなかったのに大学に入ったら自分のキャラが少し変わった」「転勤で引っ越したら生活が変化した。」といった経験が少なからずあると思います。
人生を変える可能性を秘めた「環境の変化」。この行動をいつでも起こせるのは、モノが少ない人の特権です。
まとめ
ここまで、少ないモノで生きていくメリットを7つ解説してきました。モノが少ないことは、良いことだらけです。
ここで重要なポイントですが、モノを少なくするには、「捨てること」が大切です。当たり前と思った方がいるかもしれませんが、捨てることが出来ない人が多くいます。収納してモノを隠すことで満足する人もいます。
「捨てる」ことが出来れば、たちまちモノは少なくなります。そうすれば、あなたを縛り付けるモノはなくなり、様々な手間がなくなります。
あなたはモノを捨てることで、自由になるのです。
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