今日が人生を決める。この言葉を聞いて、どう思うでしょうか。
「そんなことない」「明日頑張れば大丈夫」「今週中にやればいいでしょ」と皆さんの心の声が聞こえてきます。
しかし、「やるべきことを後回しにしてしまう」「新年を振り返ってみたら、何もして無くて落ち込む」「まあ、今日はいいか」となってしまい、結果的に後悔している方も多くいらっしゃると思います。
そんな方に贈りたい言葉が「今日が人生を決める」。
今回は、この言葉が真実である理由を説明し、皆さんがこの考え方を身につけることが出来る内容となっております。
今日と同じ日が、明日も続く
今日と明日の「一日の行動」は、ほとんど同じです。明日は「今日のような一日」を過ごすことになるでしょう。一年後もきっと「今日のような一日」を過ごしているはずです。
想像してみて下さい。「今だけ!」と思いセブンイレブンに寄り、ポテトチップスを食べる一日を過ごした人がいるとします。その人は、本当にこれからずっとスナック菓子を食べないでしょうか。
「今だけ」を繰り返している人は、きっと一年後も繰り返しているでしょう。今が明日に繋がっています。明日がその次の日に…。やがて一年後にも繋がります。
行動の半分が習慣で決まる
今日の行動を少しでも変えない限り、人生の50%は決まったことになってしまいます。
「習慣」の研究に関しては、南カリフォルニア大学のWendy Wood教授など、多くの成果がこれまでにあります。それらによれば、私たちの多くは1日の活動時間のおよそ40~50%を何らかの習慣的な、いつもと同じ行為に費やしている
https://allabout.co.jp/gm/gc/462253/
私たちは、習慣に支配されています。習慣を今日変えない限り、明日も明後日もその行動は続きます。
明日や未来の自分を信じるな
よく「明日やる!」「締め切りが近づいてきたらやる」と思ってしまうことはありませんか?
これは、未来の自分を信頼して託している行為です。しかし、今やっていない自分の延長上にある未来の自分は本当に信用できるでしょうか?
何度未来の自分に託して裏切られてきたでしょうか?
これには対策があります。未来の自分を一切信じないこと。先延ばしした先にいる自分は、また先延ばしするはずだから。
あなたは今この瞬間のみ、影響を与えることが出来る
よく、「いつか絶対○○するぞ!」と決心する人がいます。そして、数々の決意をしてきたけど、その決意通りに人生を歩んでいる人が少ないのも現実です。
そんな人が勘違いしていることがあります。それは、「未来の自分」に対して決心しても意味が無いということ。未来に影響を及ぼすことは絶対に出来ません。
あなたは、今この瞬間のみ、影響を与えることが出来ます。
だから決心したなら、今この瞬間に影響を与えてあげましょう。そこまで出切れば、人生は変わっていきます。
後回しすればするほどやる気が奪われる
後回しには、恐ろしい力があります。それは、後回しすればするほど、その行動をしたくなくなるという性質です。後回しは、中毒症状の改善にも使われています。
たばこがやめられない人や、ダイエットしてるのに食べるのを辞められない人は沢山いるでしょう。ついその行為をしたくなった時に「ちょっとだけ後でやろう」「明日にするか」と後回しするだけで、禁煙に成功しやすくなります。
つまり、先延ばしは「やめたい行動」に使い、「やりたい行動」には一切使わないこと。これを徹底すれば、人生が変わるでしょう。
未来なんて無い。今しかない。
未来を考えている人が自分も含めて沢山いますが、実は未来なんてありません。
「未来=予測してつくった空想」です。本当は今しか存在しません。なのに皆今から目を離して未来の心配をします。これはなぜなのでしょう。
私たち人間はかつて、今日生きるか死ぬかという環境を生きていました。そのため、今日のことだけを考えていたら、明日死ぬかもしれない。そんなリスクがありました。
その中で、人間が獲得した力が、今の状態から予測を立てて、心配することで死を免れてきました。この能力によって人間は生き延びることが出来たのです。
しかし、現代はその力とマッチしているでしょうか。明日死ぬかもと思ったことはあるでしょうか。現代は比較的安全で、心配しても、そのほとんどが取り越し苦労です。
つまり、現代の人間はこの能力をむだ遣いしています。大事なのは、今です。今しか存在しません。存在しない未来のことを考えても、変化の激しい現代では何の意味もありません。
今、何が出来るかを考えましょう。
まとめ
ここまで、今日一日の大切さについて述べてきました。
1㎜でもいいから、いつもと違う行動をしてみましょう。
それを継続することで、一年後には、大きな変化になっているはずです。
今日行動出来る人だけが、成功することが出来ます。
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